· 

時間経過と共にシャンプーがシャバシャバになる!これなんで?

時間をかけずにキレイになる!

時間を有効活用したい方の味方、ホワイトラボ の白石です。

 

先日新年会をしているときに、

 

『この頃シャンプーを使い続けていると、シャバシャバになってポンプからピューっと出てくる』

 

ということを相談されました。

 

「容器が空いてたり、ポンプ部分のところから水が入ったのではないか」

 

と言うと、

 

『シャワーがかからないところに置いてから流すからそれはない。』

 

とピシッと言われました。

 

ちなみにシャンプーにとろみをつける方法は、何種類かあって、

 

①塩で増粘

 

②ミセルを作って増粘

 

③脂肪酸系活性剤に酸を加えて脂肪酸に戻すことで増粘

 

④多糖系の増粘剤で増粘

 

の方法がありますが(もっとあるかもしれませんが)

 

 

この中でも4番目の方法で、

 

粘度が下がる原因があるのかもしれないのでご紹介します。

 

 

 

 

多糖系の増粘剤というのは、

 

簡単にいうと

 

『デンプン』

 

のようなものでできているのですが、

 

このデンプン、

 

『一旦熱湯に溶かして増粘させたものを、4℃近くでずっと置いているとどんどんシャバシャバになる』

 

という性質があるそうです。

 

この原理は、

 

『デンプン+水+熱 → デンプンの構造が緩くなって糊化(α化(増粘))』

 

が起こるのですが、4℃近くに放置することで

 

『α化デンプン → デンプンの構造がギューっとしまって水を吐き出す老化(β化(減粘))』

 

が起こるそうです。

 

シャンプーには多糖系の成分がほぼ100%配合されています。

 

季節的にも寒くなってきているので、

 

この原因が一番大きいのではないのかなと思っています。

 

 

 

 

もしこのようなことで悩まれている方は、

 

4℃付近になる場所での保存を控えてみてください!

 

難しいことをいうてるのは重々承知しております・・・。

 

でももしかすると改善されるかもしれませんので!